大井町付近にあるマンションの一部屋の改修工事。 既存のレイアウトは典型的な2LDKに襖で区切られる畳空間が付属し、キッチンとリビングとの間も壁で隔てら れており、部屋が細かく分断されていた。 改修にあたって、その2LDKの空間のあらゆる壁を、腰の高さまで取り払うことによって半ばワンルーム状態 にまで解体作業を行なった。フローリングに解体のダメージを与えないため、解体エリアを減らすため、加えて 緩やかな境界を残すために、下半分の壁は残すことにした。解体された部分を合板で家具の一部として作り上 げた。
投稿者:
IMAI
私たちの事務所から歩いて3分の場所にある文房具店のファサードの改修計画。
伝通院への参道沿いにあり、道の幅が突然ひろくなることでちょっとした吹き溜まりのような場所になっている。
もともと店先にはベンチが置かれ、昼間や夜にはそのベンチを休憩場所として使う人がいた。
壁面にも、地元の人たちが掲示板がわりにポスターを貼ったり告知をするような、地元にできた小さな情報 発信場所になっている。
東側を向いた店舗は、朝日を強く浴び、文房具の商品を痛めてしまっていて、直射の日差しを避けることが一 つの回収の目的だった。
同時に、地元の人が自然と集まったり、ものを展示したりできるような場所を提案した。
自主制作でできる範囲のもので、文房具店ならではの、クリップを接合部に作る工夫を施した。